介護職の残業を少しでも回避するには?
介護職における残業は慢性的な人手不足から常態化しているのは否定できない事実です。
介護労働安定センターが実施した平成26年度の介護労働に関する実態調査では正規社員と非正規社員のいずれも半分近くの方が残業がないというデータになっていますが、実態はもう少し複雑です。
定時前出勤が当たり前になっていたり、仕事が残っていても定時ちょうどに自動的にタイムカードを押すことが常態化している所が存在しているなど、数字上には現れない部分での厳しい現実があります。
もちろん、全ての施設がそうであるというわけではなく、サービス残業にならないように規則をしっかりしている施設も存在します。
ですが、慢性的な人手不足はどうしようもないですから必ずどこかにしわ寄せが出てしまいます。
そのようなしわ寄せに遭わないようにするにはどういう手段があるのでしょうか。
現実的な対処法としてはやはり夜間労働が当たり前となっている入所系の施設は避けて、通所系の施設や訪問介護、デイサービス、デイケア等の夜勤が少ない、もしくは夜勤がない施設で働く方が良いでしょう。
収入が減ってしまうというマイナス面はありますが、仕事量の比較でいえば単純に少ないですから無報酬の余分な労働をしないで済みます。
後は、ブラック施設を避ける為に即日採用即日勤務を求めるような企業や、常に求人を募集している施設などを避ける他ありません。
また施設の実態をもう少し詳しく調べてもらう方法として介護転職支援サイトに登録してコンサルタントに実態調査を依頼するのも良い方法でしょう。
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